黒字経営に転換した飲食店、開業当初からの借入金の返済が大きな負担となっていたが、個人再生手続により債務額を大幅に減額したケース
担当弁護士:鎌田 健司
Aさんは、念願の飲食店をオープンし、こだわりの食材を使って営業をしていました。当初は売上がなかなか上がらなかったものの、数年経って客足は安定するようになり、やっと営業は黒字に転換するようになりました。
しかし、開業当初からの借入金の返済が大きな負担となっており、営業自体は黒字となったものの、返済のために借入れをする状況が続いており、経営は大変苦しい状況でした。
そこで、Aさんは、弁護士に相談したところ、個人再生手続の選択肢があることがわかりました。個人再生手続では、要件を満たせば、債務額は大幅に減額した上で(基本的には5分の1に減額)、事業を継続することが可能となります。
個人再生手続を行ったAさんは、今でも飲食店を続けられています。